[04:09.00]作詞：大和田建樹
[04:09.00]作曲：多梅稚
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[04:09.00]汽笛一声 新橋を
[04:09.00]はやわが汽車は離れたり
[04:09.00]愛宕(あたご)の山に入(い)り残(のこ)る
[04:09.00]月を旅路の友として
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[04:09.00]右は高輪(たかなわ) 泉岳寺(せんがくじ)
[04:09.00]四十七士の墓どころ
[04:09.00]雪は消えても 消え残る
[04:09.00]名は千載の後までも
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[04:09.00]国府津(こうづ)おるれば馬車ありて
[04:09.00]酒匂(さかわ)、小田原 とおからず
[04:09.00]箱根ハ里の山道も
[04:09.00]あれ見よ雲の間(あいだ)より
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[04:09.00]はるかに見えし富士の嶺(ね)は
[04:09.00]はや我がそばに来(きた)りたり
[04:09.00]雪のかんむり雲の帯
[04:09.00]いつも気高き姿にて
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[04:09.00]駿州(すんしゅう)一の 大都会
[04:09.00]静岡いでて安倍川(あべがわ)を
[04:09.00]わたればここぞ宇都(うつ)の谷(や)の
[04:09.00]山きり抜きし洞(ほら)の道
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[04:09.00]名高き金の鯱鉾は
[04:09.00]名古屋の城の光なり
[04:09.00]地震のはなしまだ消えぬ
[04:09.00]岐阜の鵜飼(うがい)も見てゆかん
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[04:09.00]東寺(とうじ)の塔を左みて
[04:09.00]とまれば七(しち)条ステーション
[04:09.00]京都京都と呼びたつる
[04:09.00]駅夫(えきふ)の声も勇ましや
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[04:09.00]東にたてる東山
[04:09.00]西にそびゆる嵐山
[04:09.00]かれとこれとの麓ゆく
[04:09.00]水は加茂川桂川
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[04:09.00]送り迎うる程もなく
[04:09.00]茨木吹田うちすぎて
[04:09.00]はや大阪につきにけり
[04:09.00]梅田はわれを迎えたり
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[04:09.00]三府(さんぷ)の一(いち)に位して
[04:09.00]商業繁華の大阪市
[04:09.00]豊太閤のきずきたる
[04:09.00]城に師団はおかれたり
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[04:09.00]神戸は五港の一つにて
[04:09.00]あつまる汽船のかずかずは
[04:09.00]アメリカロシア支那印度
[04:09.00]瀬戸内(ない)がよいも交りたり
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[04:09.00]おもえば夢か時の間に
[04:09.00]五十三次走り来て
[04:09.00]神戸の宿(やど)に身をおくも
[04:09.00]人につばさの汽車の恩